Tableauを使ってみたので、簡単にまとめてみる。




Tableauはビジュアルアナリティクスにおいて非常に有益なツールです。

Tableauを使いこなせるとデータ分析の幅がぐんと広がることは既知でしょう。

ただ、使ってみて分かりました。

学習コストは高めで、ある程度学ばないと、うまく使いこなすことはできません。

本記事では、これからTableauを学ぶ人へ少しでも参考になればと、以下の内容についてまとめます。

●Tableauとは、なにか?について

●Tableauで登場する主なツール

●主なツールを使用した基本的な処理フロー

●Tableauでデータを可視化すると、どんな風になるの?

Tableauとは?

 

Tableauは、BIツールの一種です。

BIを簡単に説明すると「経営戦略や意思決定にデータを活用しよう」というもので、BIツールはこのデータ活用部分を効率的に行うためのツールです。 BIツールについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

(BIツールってなんだ?: https://www.blog.promptk.jp/post/_bi-1

TableauはBIツールの中で最も有名だと思われます。

強みとして、データの可視化について、柔軟な表現が可能なところが挙げられます。

どんな表現が可能なのかは、一例を後述します。

また、Tableauを利用するには費用がかかります。 最低でも年間10万円程度かかりますので、留意しておきましょう【※1】


※1:Tableau Publicという、Tableauの可視化機能を無料で使えるツールがあります    が、このツールで使用するデータは、全世界に公開される形で必ず保存されます。会社の秘密情報を取り扱うには不適当です。 



Tableauで登場する主なツール

 

以下にTableauでデータ活用を行う際に、よく利用する3つのツールについて、ご説明します。

  1. Tableau Prep Builder データ前処理用のPCアプリです。 可視化に使用するデータのみを抽出したり、Tableauが処理しやすい形式へデータを変換したりします。 Tableau Prep Builderで処理をして、Tableau Desktopへデータを読み込みます。

  2. Tableau Desktop 自分のパソコンでビジュアル分析を行うためのPCアプリです。 レポート / ダッシュボード作成も担います。 データ分析作業は基本的にここで行うことになるでしょう 【※2】

  3. Tableau Server / Online 上記1,2のツールで作成したリソースを共有するためのサーバです。 リソースとはデータセット、可視化レポート、ダッシュボードなどを指します。 共有されたものはWebブラウザや専用ツール(Tableau モバイル)で閲覧することができます 【※3】。 Tableau Serverはオンプレミス、Tableau Onlineはクラウド(SaaS)となります。



※2: Tableau Desktopでも、ある程度のデータ前処理は可能です。そのため、Tableau Prep Builderを利用しないユーザもいます。
 
※3: Tableau Server / Online でも、Tableau Desktopと同等のデータ可視化作業は可能です。ローカルのパソコンスペックが低い場合は、クラウド上でのデータ可視化作業を検討しましょう。 



基本的な処理フロー

 

以下に前節で紹介したツールを用いた、基本的な処理フローを示します。




※4: Hyperとは、Tableauでデータを効率的に処理するためのTableauオリジナルなデータエンジンです。 
Hyper専用のファイルは、.hyper拡張子がつきます。 
Tableau Server / Online、Tableau Desktopに搭載されています。 


データ可視化の例

 

実際にどんな可視化ができるのか、見てみましょう。

以下に、いくつか例を示します。

可視化用のデータとして、Tableauで用意された小売のサンプルデータである「スーパーストア.xls」を使用します。


●「棒グラフ」の例

以下は、”商品の売上” を棒グラフの高さ、”商品の利益” を色で表現し、カテゴリ別に表現したグラフです。

オレンジ色が濃くなると、”売上赤字” が大きくなり、薄くなると小さくなります。 青色は”売上黒字” を指し、濃淡は同様に大小を表現してます。

このグラフから読み取れる分析として、例えば「”テーブル” の棒グラフはオレンジ色であり、右隣の背の低い(売上の少ない)”フレーム” に比べて、売上が高いのにも関わらず、大きな赤字である」という事実が分かります。 テーブルの販売方法に関して、何かしらの問題があるのかもしれないという仮説を得ることができます。

利益と売上を同時に可視化できなければ、気づきにくい情報です。(拡大表示は、画像をクリック)




●「折れ線グラフ」の例

例えば、以下のように年別に売上を折れ線グラフで表示することができます。

一つの軸に4つ合わせて表示して重ねて比較したり、全ての時系列をつなげて表示することも、もちろんできます。

また、ここでは利用してませんが、前年度売上比の折れ線グラフもボタン一つで計算して表示することができます。(拡大表示は、画像をクリック)




●「Bar In Barグラフ」の例

棒の中に棒を入れ込んで表示するグラフです。

以下では、緑棒が ”目標利益額”、オレンジ棒が ”実績利益額” です。

緑棒をオレンジ棒が突き抜けている場合、「目標利益額を達成した」ことになります。

達成の動向が、ひと目でわかります。(拡大表示は、画像をクリック)




●「マップ表示」の例

以下は、地図を利用した地域別の利益を可視化したマップです。

利益は色で表示されています。

左側の地図は、都道府県別に色を使用して利益を表示しています。

オレンジ濃度は利益赤字の大きさを示しますが、何かしらの理由で「太平洋側では赤字の地域が多い」ことが見て取れます。

右側の地図は、市町村別に利益を示しています。

このような細かな地域レベルで表示も可能です。

Tableauでは、こういった空間的な情報表示も簡単に実現できます。(拡大表示は、画像をクリック)



●「ユニットチャート」の例

面白い可視化手法の一つとしてユニットチャートをご紹介します。

ユニットチャートとは、アイコンを単位(ユニット)として、集計対象の数値を表現するものです。

例として、ここでは、ある地域の売上をアイコンの色を変化させることで表現しています。

お金袋アイコンが一つ100万円を示しており、オレンジ色の数で売上額を示しています。

以下では、愛知県で1600万の売上があったことを表現しています。(拡大表示は、画像をクリック)



最後に:Tableauを有効活用するために

 

Tableauを使いこなしてデータを経営戦略・業務改善に活かすためには、以下の手順が必要となるでしょう。

  1. データを活用して何をしたいか?を明確にする(目的設定)

  2. 目的に沿ったデータ計測センサの設置とデータ収集

  3. Tableauツールの習熟 / 利用してデータ分析

  4. 分析結果から問題を発見し、対策を立て、実行する。

一つ一つの手順を着実に実践することで、データを活用できます。

ぜひ継続的に取り組み、データ活用を実践してください。

本ブログでは、データ活用に役立つ記事をこれからも配信していきます。

データ活用のコンサルティングも可能ですので、「データ活用にいますぐ取り組みたい!」、「もっと詳しくデータ活用について聞きたい」、「依頼費用などについて説明が聞きたい」と思う方は、一度ご相談ください。

ご相談は無料です。

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