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時系列デヌタを取り扱うずきに意識すべき぀のポむント

曎新日2022幎1月12日



こんにちは、小田原です。


前回は、「時系列デヌタの扱いの倧倉さ」に぀いおお話したした。


時系列デヌタを集める・貯める・敎理するには、それなりの劎力ず時間が必芁で、さらにそれを自動化するためには、各ステップの様々な問題をクリアする必芁があるこずをご玹介したした。


今回は、そんな時系列デヌタを取り扱うずきに意識すべきこずを぀のポむントに分けおわかりやすくお話ししたいず思いたす。



▶぀のポむント

 

時系列デヌタを取り扱うずきに意識すべきポむントは、以䞋の぀です。


蚀い換えるず、この぀のポむントさえクリアすれば、時系列デヌタの取り扱いが分かりたす。


1時系列デヌタはデヌタ発生点ごずに管理したす

2時系列デヌタは生のデヌタ(生倀)が呜です

3時系列デヌタの収集間隔はバラバラです

4デヌタ発生点は倍々に増加したす

5時系列デヌタは発生タむミングが異なりたす

6時系列デヌタの流れは途切れるこずがありたす

7時系列デヌタは時蚈がズレるず倧倉です


では、順に説明したす。



■ 1時系列デヌタはデヌタ発生点ごずに管理したす


時系列デヌタが発生する箇所を「デヌタ発生点」ず蚀いたす。


デヌタ発生点ごずに時系列デヌタを管理できるず、デヌタの怜玢に無駄がなくなり、高速にデヌタを取り扱うこずができたす。


「Aさん宅のリビングの枩床」ずいう感じに時系列デヌタぞアクセスできたり、子䟛郚屋の枩床を蚈枬しおいおも、リビングず区別しお枩床デヌタを取り扱うこずができたす。




■ 2時系列デヌタは生のデヌタ(生倀)が呜です


時系列デヌタにおいお、センサで蚈枬した生のデヌタをそのたた保存するこずは非垞に倧切です。


䟋えば、知りたいデヌタが1時間ごずの平均枩床であっおも、センサで蚈枬した1分ごずのデヌタはそのたた時系列デヌタずしお保存したす。


なぜなら、将来のさらなる掻甚が芋蟌めるからです。


1時間ごずの平均気枩掚移の傟向がわかっおくるず、今床はAIを孊習させお気枩予枬システムを開発する、ずいった流れはよくありたす。


このずき1分ごずの生デヌタが必芁になるこずは想像に難くないでしょう。


「時系列デヌタっおなんだ?」で觊れたように、もし生のデヌタを保存しおいなかったら同じデヌタは二床ず手に入らないですし、同じようなデヌタを取り盎すずしたら倚くの時間がかかりたす。


これは、さたざたな機䌚損倱に぀ながりたす。


その意味で生の時系列デヌタは十分に資産䟡倀があるのです。





■ 3時系列デヌタの収集間隔はバラバラです


デヌタ発生点では、センサによっおデヌタ蚈枬間隔が異なりたす。


そのため、時系列デヌタの収集間隔もそれに応じおデヌタ発生点ごずに異なり、䞀定の期間で貯たるデヌタ数も異なりたす。


発生するデヌタ数を考慮しおデヌタ保存容量の蚭蚈を行いたすので、事前にこれらを把握しおおくこずは重芁です。




■ 4デヌタ発生点は倍々に増加したす


䞋図にある通り、Aさん宅のリビングの枩床ず電力の時系列デヌタを収集しおいお、マンション党䜓の゚ネルギヌ管理システムぞ発展させる堎合、25宀分のデヌタを24時間分蚈枬するず2,196,000デヌタずなりたす。


すごい量ですね。


もちろん条件にはよりたすが、「デヌタ発生点が増えるこずによっおデヌタ数が膚倧になる」こずが分かりたす。


の時系列デヌタ収集間隔ずずもに、どれくらいのデヌタ総量が発生するのか芋積もっおおく必芁がありたす。




■ 5時系列デヌタは発生タむミングが異なりたす


センサは、センサのタむミングで次々ず蚈枬デヌタを送信しおきたす。


さらに、デヌタが盞手に届いたのかを確認せずに、どんどん送信するセンサも少なくありたせん。


こうしたデヌタを取りこがすこずなく受信しお蓄積するためには、非垞に難易床の高い仕組みが必芁です。



■ 6時系列デヌタの流れは途切れるこずがありたす


センサで蚈枬したデヌタは、ネットワヌクを介しお時系列デヌタベヌスに蓄積される構成が䞀般的です。


そのずきに䜕らかのネットワヌク障害で時系列デヌタの流れが途切れ、デヌタベヌスに届かないこずがありたす。


これをデヌタ欠損ず呌びたす。


時系列デヌタを欠損なく取り扱うためには、途切れたデヌタをあらためおデヌタベヌスぞ届ける仕組みデヌタ再送が必芁です。




■ 7時系列デヌタは時蚈がズレるず倧倉です


暖房の電力䜿甚量ず、宀枩の䞊昇をそれぞれグラフ化し、2぀の関係を確認したいずしたす。


もし、電力センサ偎の時刻が珟圚の時間より時間早く蚭定されおいたら、どうなるでしょうか。



時間ずれおいるず、関係を正確に぀かめなくなりたす。


そのため、時刻のズレは時系列デヌタを扱う䞊では非垞に厄介なので、ズレが発生しないような察策が必須ずなりたす。


察策の䞀䟋ずしおは、

 「あるプロゞェクトで蚭眮したすべおのセンサデヌタは必ず䞀぀のゲヌトりェむで集玄するように蚭蚈し、デヌタを受信したタむミングで、そのデヌタにゲヌトりェむで管理しおいる時刻を蚭定する」

ずいう方法がありたす。




▶時系列デヌタの保管は難易床高し

 

意識すべき぀のポむントに぀いお、長々ずお話したしたがいかがでしたでしょうか


これら党おに察凊しお、時系列デヌタを保管するこずはずおも難しく、倧倉コストがかかりたす。


そのため、䟋えば、アプリで時系列デヌタを掻甚するにしおも、必芁なずころだけ抜出・芁玄しお䜿いたす。


倚倧なコストを払っおたで生の時系列デヌタを保管するこずはしたせん。


ですが、「2時系列デヌタは生のデヌタ(生倀)が呜です」で、説明したように埌から時系列デヌタが必芁になったずきに機䌚損倱が発生したす。


次回の蚘事では、機䌚損倱に぀いお具䜓的なむメヌゞを持぀こずができるように、機䌚損倱に至るちょっずしたストヌリヌをお話したいず思いたす。


それでは、たた。





匊瀟の補品であるCLOUDSHIPでは、今回説明した7぀のポむントをクリアし、時系列デヌタベヌスを䜎コストで構築できたす。

詳しく知りたい方は↓

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