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高知オフィスでPython Beer Bashを開催しました

はじめに


プロンプトK高知オフィスで、初心者でも楽しめるPythonのイベントを開催しました。このイベントは、プログラミングに慣れていない人にもPythonの便利さや楽しさを知ってもらおうと企画したものです。高知でプログラミング学習の継続を目的として活動するコミュニティ「TECH-TECH KOCHI」のメンバーを中心に8人の参加者が集まり、リラックスした雰囲気でビールを飲みながら各自のPCにPythonをインストールしました。 環境構築は一番最初に挫折してしまいがちなところですが、参加者同士が教え合いながら全員がPythonをインストールすることができました。環境構築後、ブラウザでPythonを動かすことができるJupyterLabを使って、エクセルの自動化や物体認識などのデモを行いました。






 



イベントのハイライト


Realboardを使ったデモ


PythonでRealboardを操作しました。RealboardはプロンプトKの開発する時系列データのダッシュボードです。データを表やグラフで表示するだけでなく、様々な画像やUIを組み合わせて自由にデザインできる高いカスタマイズ性を持っています。ユーザーがデータを理解しやすく、扱いやすいように表示できるため、製造現場や施設など幅広い分野で利用されています。





今回はブラウザを自動化してRealboardのダッシュボードからデータを取得し、Excelに出力するデモを行いました。PythonのライブラリSeleniumを使えば、入力要素へのテキスト入力やクリックなどの操作だけでなく、マウスの移動やスクロールなども自動化できます。Realboardのチャートはマウスポインタを合わせるとその時点のデータが表示されるので、それを利用してデータを取得しました。

取得したデータからエクセルへの出力もPythonで自動化しました。Pythonのライブラリxlwingsを使えば、エクセルの操作を自動化できます。今回は、取得したデータをエクセルに出力しましたが、エクセルからのデータ取得も可能です。

RealboardのようなリッチなUIを持つWebアプリケーションの自動操作には多少の工夫が必要ですが、その試行錯誤の過程も楽しいものです。JupyterLabは少しずつコードを書いて実行することができ、日頃エンジニアがどのようにプログラミングしているかその過程をお見せできました。



 


物体認識のデモ


OpenCVを使って顔認識をしてみました。OpenCVは画像処理やコンピュータビジョンのためのライブラリで、Pythonで使うことができます。今回は、Webカメラの映像から顔を検出し、その部分に枠をつけるデモを行いました。OpenCVは画像処理のためのライブラリですが、動画の処理も可能です。シンプルな処理ならリアルタイムで動作させることができます。

顔と目を認識し、黒線を入れたところ

このタスクはごく一般的な画像処理なので、ChatGPTにコードを書いてもらいました。ChatGPTが提案したコードを実行し、多少のエラーを解決することで、わずか数分で実行することができました。


Pythonはとても人気のプログラミング言語で、その理由の1つに豊富なライブラリがあります。自分で構築しなくても、ライブラリを使えば簡単に実現できることが多いです。わからないことがあっても、インターネット検索やChatGPTなどのツールで解決できることが多いため、プログラミング初心者には特におすすめです。




 



まとめ


Python Beer Bashは、初心者でも楽しめるPythonのイベントでした。参加者同士が教え合いながらPythonをインストールし、JupyterLabを使ってエクセルの自動化や物体認識などのデモを行いました。Pythonは豊富なライブラリがあり、わからないことがあっても解決できるため、プログラミング初心者には特におすすめです。Pythonでどんなことができるか、参加者同士で話し合ってアイデアが広がりました。今後も、プロンプトK高知オフィスでは様々な企画を考えていきます。次回のイベントもお楽しみに!


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